文豪JX文書の救出
(NDDで文書リストが復活)

  作業No.30388 詳細情報
症状 突然「このホルダーには文書がありません」の文字が出て呼び出せなくなった。 1.25MB MS-DOS形式
対応  
1. 不良原本@をDSKCPYでバックアップする。@’
フォーマット上の不良個所はない。
リッチテキストコンバータ2000R4で開いて見るとホルダー01のリストが空になっている。
2. Windows画面で@’を開いてみる。

ルートには1個のフォルダがある。



Mini5n内のフォルダとファイル

Holder01内のファイル表示(先頭)
Holder01内のファイル表示(末尾)
・フ・フォルダ構造に異常はない。
・Root.dirのサイズ0KBが異常。
3. 試しにRoot.dirとRoot.bakのファイル名を交換して、RTCにかけると、リストに1文書のみ表示される。 Root.bakのデータはかなり古いものらしいので、最新のデータを探したい。
4. @’をNDDにかける。
その結果、5個のロストクラスタが1個のチェーンにあることが発見され、ファイルとして保存する。
ルートディレクトリに保存されたFile0000._dd (サイズ5KB)をRoot.dirとりネームしてHolder01内に入れる。
当店だけの特殊事情なのかも知れないが、3modeのDOS/V(Windows98)では正常に修復できない。PC9821(Windows95)では正常に修復される。(NDDのバージョンも異なる。)先にDOS/Vで失敗したFDをそのままPC9821にかけると、こちらでも異常になるので、再度原本からコピーしなおしてかける。
5. RTCで表示してみる。
以上でリカバリ作業は終わり。
文書リストには40個の文書名が表示される。Root00XX.catの番号は16進数なので、概ね復元されたものと推定。
使用ツール:Rich Text Conveter2000 R4 (RTC), Norton Disk Doctor(NDD)

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