文豪mini5-ZC文書の救出
(フォルダーの入れ替えによる処方)
この鵺(ヌエ)的性質!

  作業No.2M136 詳細情報
症状 呼び出し不能
対応  
1. 不良原本@と正常に開くサンプルFDAの両方をMag Copyでバックアップする。@’,A’
どちらもフォーマットの不良個所はない。
2. Windows画面で@’,A’を開いてみる。 存在するフォルダ、ファイルは下記の通り。

@’,A’の両方とも同じである。
この内Dc2にはAdmin.dirというリストファイルと1個の文書ファイル001.dc2があり、DocにはAdmin.dirと文書ファイル001b.doc〜が複数ある。(@’のDc2はAdmin.dirのみであった)。その他のフォルダはAdmin.dirのみ。これらはグラフや図やカルクなどが入るのだろう.。
3. A’FDをリッチテキストコンバータ(97)にかけると、文豪ミニ7タイプ2と判別され、Dc2内の文書リストのみが表示される。ディスクの種類を文豪ミニ7タイプ1に変更して、リストを表示させると今度はDoc内の文書リストのみが表示される。どうなっとるんじゃ?!(ちなみにRTC2000では「変換できません」でした。)
DC2フォルダにはユーザのテンプレートの文書があり、実際の使用文書はDocフォルダにはいっている。自動判別して、DC2しか表示しないのは、RTCのバグなのかな?
4. @’をRTCの自動判別にかけてみるとDC2は空だったので当然なにも表示されないが、7タイプ1とすると、DOC内の文書リストが立派に表示され、文書も開くようである。
Windows上でA’のDoc内のファイルを全部削除し、@’のDoc内のファイルを全部A’のDocへ複写する。つまりサンプルFDのフォルダ構造内に不良原本の文書リストと文書ファイルだけを移植したわけである。
この時@’のDoc内の文書ファイル034b.docが複写不能であった。
@’をNDDにかけフォルダ構造・ファイル構造を修復して、正常化された034b.docを再び、A’にコピーする。

文豪は正常なFDでもNDDにかけるとマスターブートレコードやら、無効な日付やらの修復作業が始まるので、NDDは部分的にしか利用しない。)
5. 以上でリカバリ作業は終わり。
使用ツール:Rich Text Conveter(RTC), Norton Disk Doctor(NDD)

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