文豪Mini5 type2破損ファイルの救出
RTCで表示・変換不能のMini5 Type2文書のデータリカバリー | ||
1 | 右の図はエラーのある文書にチェック(swooshマーク)が付いている例 (これは見本で、次の2図とは異なるソースです。) | |
2 | 元のファイルがどうなっているかディレクトリを表示する。(Mini5-Type2は720KB
MS-DOS準拠形式) (RTCの「ディスクの修復」で「RTCで扱えるように修正します」を実行してからディスクをひらかないと右のようには見えません。) 右図でBINが本文のテキストデータ。ただしコード化されているので、そのままでは内容は読めない。 ATRは行数や行あたりの文字数などの文書形式、CATは全角・半角、イタリックなどの修飾情報、LA4はサイズ0となっているし、救出には関係ない。(以上多分!) ATR, BIN, CATの3ファイルが揃っているのは4セットしかない。この内最後のF0000ffのセットは多分TEMPファイルだから、3セットのみ有効に働いている。したがって上図でチェックがない正常な文書が3個しかないわけである。 文書リストはRoot.dirから表示される。 |
Mini5フォルダの中を表示すると下図のとおり。 |
3 | NDDでFATを修復すると、ロストチェーンが復元する。 この時ブートレコードや日付のエラーなどは修正しないこと。 |
この図で、File0001, 6, 7, 9がサイズが大きいのでBINファイルである。 ATRとCATも見本をエディターで見ておくと、形式がはっきり違うので区別できる。 それぞれを、欠落しているファイルF0000002, 4, 5, 6などのBIN, ATR, CATなどとファイル名を直して、Mini5フォルダに入れる。 組み合わせは近くにあるファイルからセットにするとよい。 RTCで繰り返し表示しては組み合わせを変えてみる。 どうしてもうまくいかない時は、適当なサイズのテキストファイルを文豪に変換して、そのBINファイルに救出されたBINファイルを置き換える。 RTCで表示して、後半が乱れてしまう場合はBINファイル内部でデータの前半後半を入れ替えてやってみる。 |
4 | 文章が表示されたら、ワードなどに変換して保存する。形式が多少乱れていてもテキストファイルとして保存する。 | |
【略語】 RTC:リッチテキストコンバータ、 NDD:ノートンディスクドクター |