ノートン・ユーティリティーズ・フォア・マッキントッシュ(NUM)のボリューム・リカバー(VR) 
フロッピー(FD)を入れると「なんとかかんとか〜〜で、・・・ゲボッ!」と吐き出されてしまうような最悪の状態のFDからでも、NUMがデータを救出することはめずらしくありません。こういう時に実力を発揮するのはディスク・ドクター(DD)ではなくて、VRの方です。

DDは不良媒体そのものの中でデータ構成の整合性を回復してシステムの復元をめざすのですが、折角かなりのところまですすんでいても、気に入らない個所があると、フリーズしてしまったり、「重大なエラーがあります」とかいって媒体を吐き出してしまったりしますね。その点、媒体内の整合性回復ははじめから捨てて、不良個所は無視して救出できるデータだけを別媒体に書き出すことを目指すVRの方が明快で、素人目にも成功率が高そうにみえます。このごろ出てきたWindows専門救出ユーティリティのFinal Dataもこの方式をとっています。

【操作手順の勘所】
NUMのVRを立ち上げてから不良FDを入れると、FDは吐き出されないでリカバリーの対象選択のコントロールになるので、FDを選択します。勘所も何もこれが全てです。対象がMOやHDも守備範囲です。

【VRによる治療例】
No.1010 クラリス文書「初期化しますか?」のメッセージが出る状態から100%救出。

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