決定版!ビジネス書院FD
文書救出
(FAT再生法)

  作業No.2M111 詳細情報
症状 Windowsで初期化し始めて、途中で止めてFDを取り出した。 00〜0EシリンダはWindows1.44MBフォーマット済み、元データなし。
0F〜
4Cシリンダに書院データ残存(1.25MB MS-DOS形式)
対応  
1. 残っているデータを取り出す。 ビジネス書院の文書FDはMS−DOSの1.25MBのフォーマットを利用しているので、その形式にフォーマットして、1ファイルでFD一杯になるダミーファイルを作成。そのFDに原本の0F〜4CシリンダをMagic Copyで上書きする。
2. エディターで文書単位に切り出す。 元データはエディターに呼び出して、前後の不要部分を除き、いったんHDに複写、それを切り出していく。
切り出す要領は、先ずまとまった~@~@~@~@~@~@~@の連続を見つけ、その後続部分の
/<の直後にある文字列(例:!'M 1~D)を~@~@~@~@~@~@の前の部分で探すと必ず見つかるので、そこをファイルの先頭にし、末尾は次のファイルの先頭までとする。設計上はちょっと違うかも知れないが、実用上はこれでOK。今回は!'M 1~Dが一番多かったが、!' 1~H~@~D 、!'~K 1~D 、!'~L 1~D 、13~H 0~D などいろいろある。バイナリーエディターではセクターの開始位置がわかるので、迷う場合には便利。
切り出したファイルのファイル名は100、101、102、・・・と100からの連続番号にする。切り出した文書ファイルもHDに保存する。
今回は98文書切り出せた。
3. 初期化した書院文書に切り出した文書ファイルを埋め込む。 Windowsで書院FDを開くと「Name」と「Bangou」のフォルダがある。Nameは一時登録領域でリスト上に文書番号は表示されない。Bangouは番号登録領域で100から文書番号が表示される。どちらでも同じように使えるが、コンバータの都合上Name領域を使う。
まず、Windows上で30行程度の空白と改行でテキストファイルを、切り出せた文書数(98)と同じだけ作成、名前を00.txtからの連続番号にする。これをリッチテキストコンバータで初期化した書院FDに変換する。
以上によって、Nameフォルダ内にファイル名が100から(今回は)197までのファイルができる。なお同じフォルダー内にINDEXファイルがあり、文書リストができている。
FDの文書ファイル100〜197を削除し、ハードディスクに保存した切り出したファイル100〜197をFDのNameフォルダ内に複写する。
4. コンバータで表示し、確認する。
概ね文書が表示される。切り出し位置を間違えると、文書名が化けるのでやり直す。開こうとするとエラーが起きる文書がある場合は、別FDに正常なものだけ複写して完成。
使用したツール:Magic Copy、Rich text Converter、Mifes

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