U1-PRO文書FDの修復
―フォルダー構造に立ち入った修復の例―
(ビジネス書院の修復知識の応用)

  作業No.1039 詳細情報
症状 リッチテキストコンバータで開こうとすると、U1PROのファイルであることは分かるが、「ディスク内容が異常です」とはねられる。
対応  
1. バックアップ用FDを作成する。 U1-PROの今回の文書FDはMS−DOSの1.44MBのフォーマットを利用していたので、Windowsでフォーマッティングする。
2. DSKCPY.EXEでバックアップする。
コピー中読み取り不良でセクター#14から#32をスキップ(コピーしないで飛ばす)。そのほかは忠実にコピーされる。
3. バックアップで作ったFDをノートン・ディスクドクターにかける。 ノートンの結果は
  FAT         OK
  フォルダ構造   修復済み
  ロストクラスタ   修復済み
  ファイル構造    修復済み
となり、ファイルは本来の名前がついているものが3個と、文字化けしたものが1つ(下表のxxxxx.xxx)、File0000._ddのファイル名形式のものが46個。以上がルートディレクトリに保存された。フォルダはない。
  Gaj048      6KB
  Ux4dic.dic    5KB
  Ux4file.fws    7KB
  xxxxx、xxx   6KB
  File0000._dd   6KB
  File0001._dd   6KB
  File0002._dd   5KB
  File0003._dd   3KB
     ・
     ・
     ・
  File0045._dd   9KB
4. U1−PROで初期化した直後の見本FDをWindowsで開いて、ファイル名サイズ、数を比較。
修復したFDのファイル名を付け直す。

初期状態で存在するファイルは
  Gaj048      6KB
  Ux4dic.dic    5KB
  Ux4file.fws    7KB
の3個だけ。試しに見本FDにテキストから10個くらいU1-PROに変換してみると、ルート・ディレクトリに  J000.jux ・・・・J009.jux のファイルが10個追加され、ファイルリストらしいUx4file.fwsの中身をエディタで見るとその部分の記述が増えている。
修復FDのUx4file.fwsはJ000からJ047の部分にグループ名や文書名らしき記号がみられるので、もとは47文書あったものと判断して、xxxxx.xxxからFile0045までをJ0000.jux ・・・J0047.juxと名前を付け替える。
6. コンバーターで文書が読めることを確認する 文書が読めました。ただし47個の元の文書名がまったく無作為に任意のファイルにわりふられている。実用上は問題ない。

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