ビジネス書院文書FDの修復
―フォルダー構造に立ち入った修復の例―
(比較的軽症の場合)

  作業No.1040 詳細情報
症状 リッチテキストコンバータで開こうとすると、書院のファイルであることは分かるが、「ディスク内容が異常です」とはねられる。
対応  
1. バックアップ用FDを作成する。 ビジネス書院の文書FDはMS−DOSの1.2MBのフォーマットを利用しているので、その形式にフォーマッティングすればよい。
2. Magic Copyで丸ごとバックアップする。
Magic Copyはコピー状況がトラック単位でマッピングされるので、1.2MBの時は愛用しています。今回は00トラックのサーフェイス0に不良があったので、無視して進むと、そのほかは忠実にコピーされる。
3. バックアップで作ったFDをノートン・ディスクドクターにかける。 ノートンの結果は
  FAT         OK
  フォルダ構造   修復済み
  ロストクラスタ   修復済み
  ファイル構造    OK
となり、中にファイルが入っている2つのフォルダーと、ルートに4つのファイルが保存された。
ファイルは
  File0000._dd     1KB
  File0001._dd    16KB
  File0002._dd    25KB
  File0003._dd    50KB
フォルダーは
  Dir00000
  Dir00001

4. 書院で初期化した直後の見本FDをWindowsで開いて、フォルダー名、ファイル名サイズ、数を比較する。
ファイルは
  Index     1KB
  Pattern   16KB
  Prg      50KB
  Temp    26KB
となっていて、サイズで特定できる。
フォルダーは
  Bangou
  Name
でどちらも中に100からの数値をファイル名にしたファイルとINDEXというファイルがある。
比較の結果ファイルやフォルダーに失われたものはなく、ただ、ファイル名、フォルダー名を正しく付け直せばよいことがわかる。    
5. ノートンで修復したFDのファイル名、フォルダ名を付け直す。 ファイル名はサイズが同じものの名前をつける。フォルダー名は2つなので、試行錯誤でやってみる。
Nameは一次登録領域、Bangouは100番からの番号登録領域。どちらでも文書は再現されるがしっくり落ち着く方にする。
6. コンバーターで文書が読めることを確認する 文書が読めました。

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