ビジネス書院文書FDの修復
―フォルダー構造に立ち入った修復の例―

  作業No.048 詳細情報
症状 リッチテキストコンバータで開こうとすると、書院のファイルであることは分かるが、「ディスク内容が異常です」とはねられる。
対応  
1. バックアップ用FDを作成する。 ビジネス書院の文書FDはMS−DOSの1.2MBのフォーマットを利用しているので、その形式にフォーマッティングすればよい。
2. LogitecのFDコピーツールdskcpy.exeでバックアップしながら、不良個所を特定する。
dskcpy.exeは不良セクターがあると、再試行・無視などの選択ができる。今回は104セクター目に不良があったので、無視して進むと、そのほかは忠実にコピーされる。
3. バックアップで作ったFDをノートン・ディスクドクターにかける。 先ず「2つのFATが一致しない」ので、それを修復してくれる。「アンドゥファイルの作成」はスキップする。(そのために、先にバックアップしてはじめているわけです。)「¥NAMEフォルダのエントリが壊れていて」、「356個のロストクラスタが14のチェーンにある。」と診断された。修復してもらう。
4. 結果は\NAMEは無効で修復できなかったが、ロストクラスタは14個のファイルに保存された。
file000._ddは文書ファイルではなくて、番号管理の一部らしいが、この際無視してかまわない。file0001._dd--file0013._ddが文書データ。ただしエディターで見ても制御文字が一杯で、文章としてはよめない。フォルダ\NAMEの中身は空。
5. ビジネス書院の空文書FDを用意する。 マシンをもっている人からもらうのが一番簡単。
6. エディターでMS-DOSのダミー文書を作成する。 file001--file013とする。HDに保存
7. リッチテキストコンバータでDosテキストからビジネス書院への変換をおこない、5で用意したFDに保存。 \NAMEフォルダの中に100から112のファイルが作成される。これはDosテキストから書院に変換されたダミーファイル。\NAMEフォルダにもう1つIndexというファイルがあり、内容は文書番号100の文書名はfile001,文書番号101の文書名はfile002,...というように記述されている。
8. 7のFDの\NAMEフォルダ内のダミー文書ファイル100--112を削除する。 書院で削除しないように。Indexファイルは7のままで、文書データファイルだけ削除する。
9. 、4のFDから7のFDの\NAMEフォルダ内に救出したいデータを複写し、名前をfile001は100、file002は101、..と112までつけなおす。 DOSプロンプトでコピーとリネームを一気にやり、f3キーで繰り返すのが、簡単です。
10. コンバーターで文書が読めることを確認する。 文書がよめました。

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