便利屋日記
2002年1月
いろいろ成功談・失敗談・苦労話などに季節の風物も折りまぜて、記帳していきます。よくある、あまり専門的でない、パソコンユーザーが遭遇するトラブルの解消法やお役立ち情報になっていれば幸いです。
人のフリみてわがフリ直せでっせ(^^;)。
      
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2002/1/27(日)雨後晴
大島一雄『歴史の中の「自費出版」と「ゾッキ本」』(芳賀書店)を興味津々で読む。一年前の『人は日記を何故かくのか』では、Web上に日記を公開しているWeb Diarist達(の何人かはブックオフで100円で買ったとメモしている)に総じて好意的な、さざなみのような軽い波紋を引き起こしたが、今回はどうだろうか。というのは、<自費出版的なWeb日記>についてかなり辛辣な言及がなされているからである。たとえば、<ぐずぐずの、・・・およそ考えられるかぎりに拡散した、非規範的な、言葉の羅列>という具合に。「ぐずぐずの」という形容がショッキングですね。こう批評されると、折角ホームページを構築・公開して、悦に入っていたWeb Diaristたちは、@自信喪失、落ち込んで悩む(小生はこれ)、A文学全集の時代じゃないケータイの時代だ、と反撃する、という2方向の反応が予想される。Web Watcherとしては、Aが出てくるのが楽しみ。
さて、期待どおり本書では、出版物の原価や流通の仕組みについてはかなりくわしい数字や裏事情が記述されており、これでは本屋さんが棚に並べるのをいやがるだろうし、これから自費出版を志す方は、カモにされることが分かって、思いとどまってしまい、自費出版屋の売上が落ちるかもしれない。
例によって江藤・吉本に筆が及ぶと本題と関係なく、俄然力が入ってしまうのは、この著者を読む醍醐味でもある。前著では若い頃の江藤淳がヘンリージェームスを読まないで、読んでいたフリをしていたのではないか?という疑問を呈していたが、今回は、吉本隆明が以前中内功を持ち上げて、スーパー業界ではもう不景気を脱しているとのべた件について、その後ダイエーが左前になっても、自分の言葉の後始末を何もつけていない、と指摘している。その他膨大な読書量に裏付けられた知見や考証が繰り広げられており、かすかな心理のアヤまで書き留めうる文体を楽しみながら、一気に読める。

2002/1/26(土)曇り
一昨日はお茶を淹れようとして、ポットからお茶筒の方にお湯を入れてしまい、近頃ぼんやりしているなと自分でも感じていたのですが、きのうは風邪のひき始めみたいなだるい感じで都内を歩いた帰路、地下鉄に乗って又失策。閉まるドアにカバンを挟まれ、無理やり引き抜いた途端、さらに閉まるドアで今度は顔を挟まれ、外れません。あわてました。必死にもがいて、近くの方も手を貸してくれ、駅員さんが気が付いたのか、ドアが又開いたのでやっと助かったのですが、痛いし、恥ずかしいし、次の駅までの時間の長かったこと。
体験者語る:電車のドアの閉まる力は凄いです。丁度両耳のところで挟まれたので、耳の軟骨が今でも痛いです。これが縦に挟まれたら鼻の骨が折れるところでした。皆さんはこういうドジはしないでね。
ところでカバンの中身はノートパソコンだったのでした。この事故とは無関係ですが、インストールしてあるOASYS2002がOASYSフロッピーを認識しなくなっている。何故だか考えたら、OSをMEからXPに入れなおしたので、OASYS-FDのドライバもXP用に入れ直す必要があったのですね。
これは[ヘルプ]の[トラブルシューティング]にFDドライバの入れ方がありました。
「ファイル名を指定して実行]で D:\FPDINS\XP\FJ\3FDSETUP.EXE (D:はCDを入れたドライブ番号)を実行。
ならば、とアンテナハウスの「リッチテキストコンバータ2000R4」も試してみると、これもやはりFDを認識していません。WEBサイトでは、XP対策は「リッチテキストコンバータ2002」のみでやっているので、それ以外は2002へのバージョンアップ(有償)が必要とのこと。
特殊なドライバを入れて動くソフトを使っている人が、OSをXPに入れ替える場合は、ドライバが用意されているかどうかの事前確認が大事ですね。
2002/1/日付不明
冬は空気が乾燥しているので、一日おきくらいに観葉植物にスプレーを吹きかけています。
WEBで調べもののをしていて、ふっと胸騒ぎがして、googleの「データ リカバリー」を検索したら、あるはあるは、100以上該当がありました。その中で何十番目かに福澤商店がでてきましたが、「日本では殆ど唯一実績のある専門業者です。」などとヌケヌケと自己紹介しているのは、われながら失笑しました。しかし100軒も同業者がいてはこれは誇大表示だと文句が出そうだから注釈しておくと、ほとんどの業者がやっているのはWindowsやMac等のパソコンのデータリカバリーで、専用機のワープロフロッピーを対象にしているのはやはり当店以外にチョット見当たりません。だからワープロ専用機のFD修復ではという注釈つきで日本唯一なんです。当店はプラスαでパソコンデータもやります。
2002/1/7(月)晴れ
あるお客さんのホームページに、私の担当するスペースをくれたので、昨日ページ作りをしてみました。
http://www6.ocn.ne.jp/~lkoed/itnoheya.htm (ちょっとシブイでしょ)
FTPサーバーはOCNのPAGE ONというユーザー用スペースで、お客さんから聞いたホームページ用WebアカウントとWeb パスワードでは、どうしてもこれが開きません。コールセンターに問い合せてわかったのは、OCNのFTPは、他社のプロバイダー経由では受け付けないとのこと。ここはe-アクセスのADSLなのでだめなんですね。しかたないので、モデムでお客さんの認証IDと認証パスワードを使ってOCNにアクセスして回線を接続してから、インターネット・エクスプローラでFTPを開き、さっきのWebパスワードをたたくと、やっと目的のフォルダーが見えたのでした。OCNのコールセンターは日曜日でもやっているんですね。感心感心。しかしまだわからないのは、愛用のIBMホームページビルダーのFTPソフトでは繋がらないこと、お客さんもこのソフトでやっていますから、これは自分の設定の問題だと思っていますが。
 お正月休みで日記にズレが生じているので、続いてきょうのことも記帳して追いつきます。
今日の仕事はDELLのDimension4100へのWindowsMEの再インストールです。最近フリーズすることが頻繁なので、全部入れなおしてということなんですが、本体メモリーが128MBの運動場で、やっていることが、Adobe Illustrator、Photoshop、PageMaker、FlameMakerにMicrosoft Office、Canon TypeCraftやDynaLab FontMusium、さらにNorton Utilityが常駐で、いつもCDの音楽を聴きながら作業というのは、いかんせんハードデューティです。しかしまぁ、お掃除のつもりでやってみました。
作業手順はDELLのサポートサイトで詳しく見てもらうとして、要点を記せば、
先ず、電源投入直後にDELキーを押して(DELLの機械だからDELです。F2キーの時もある)BIOSを呼び出し、BOOT順序をATAPI-CD優先に変更。CD起動でDOSプロンプトからFDISKで領域を削除して、又起動し直して FORMAT C:でフォーマットしたら、後はCDのWindowsMEのセットアッププログラムの誘導に従います。MEが完全に入ったら、この段階でBOOTをCDからFloppyに戻したらいいと思います。
次は各種ドライバのインストールですが、自動的に入ってしまうものと、リソースCDから自分で選んで入れるものとあります。ネットワークアダプタやSCSIアダプタは前者、ディスプレイアダプタやインテリマウスは後者。Adaptec CDRドライバやアンチウイルスも専用CDからインストールします。この作業で不思議だったのはネットワークプリンタが自動的に入ったこと。ネットワークがはたらいたのか?と一瞬納得しかけたが、もう繋いでいない以前使っていたプリンタまで入っているではないか!どうしてだったかな?
それから、各種アプリのインストールをして、今回は合計5時間もかかった。

2002/1/5(土)曇り一時雪後晴れ
年末の休暇中にWindows XP Home Editionのアップグレードをやってみた。CDは頼んだかどうかも忘れていたら12月半ば頃に富士通から届いたもの。マシンはFMV-Biblo NB7/80C (Windows ME).。先ず富士通Windows XP導入アシスタントCDを読ませる。インストール方法は2つあって、
 1)今使用中の環境がそのまま使えるアップグレードインストールと、
 2)すべての設定を新しく行う新規インストール。
未だ余り使い込んでなかったので、2)の方が簡単かと思って選択したら、MicroSoft のCDの方では、1)の方を推奨している。やや不安になりながらも2)を実行すると、早速ファイルシステムをNTFSにするかどうか?とか、パーティションを選択せよとかドキドキする質問攻めで、C: D:ともFAT32だったせいかその先進めず。F3で中断して、1)の選択からやり直したのでした。
XPは95-98-MEのラインとは大きく設計が変わってドライバは全て入れなおしなので、OSのインストールが終わっても、富士通のCDで延々と作業します。CDが機種ごとのではないので、ユーザーがこのドライバは自分に該当するかどうか一々リストを見て選択して実行するのです。この作業はかなり大変です。それが終わると、自分の入れた周辺機器のドライバの入れなおしです。RATOCのREX9530というSCSIカードのドライバをダウンロード、インストール。 プリンタはEPSONのLP-8200とCANONのLBP-850で、EPSONのウェブサイトではLP-8200はギリギリのところでXP用ドライバの適用範囲外。LBP-850は幸いXP用のLIPS4がありました。ドライバのセットアップファイルからインストールして、ネットワークで認識させます。
以上でインストール作業が終わりました。フーッヤレヤレ(^^;)でした。

2002/1/3(木)晴れ
秀丸ありがとう、お世話になります、今年もよろしく!
私は、まだ秀丸エディターをそれほど使い込んでいません。
そろそろ年貢の納め時かな、とは思っております(^^;)。
さて、ことしは徹底的にクールに物を見るぞ、と今きめました。
この伏線は年末からあったのですが。
  • 大晦日のわが家では紅白歌合戦は無視されて、怪奇現象の番組を見ていました。チャンネル権が完全に豚児たちと愚妻との連合軍に奪われていますので、親爺ひとり、紅白を見れない大晦日なんて日本人としてまったく情けない、『はるか南氷洋の捕鯨船団より』とか『ここはシンシンと雪が降りつもる北陸の永平寺』とか・・・懐かしいですよね、まったく。憤懣やるかたなく、精一杯の抵抗は「暗いところで人がいなければ、怖かったり、心細かったりするのは当たり前のことで、何ら『霊』の仕業ではないのだぞ、後で思い出して眠れなくても知らんぞ」と冷やかしを入れれば、「そんなことわかってます。怖がってたのしんでいるんだから、ほっといて!」と逆襲されるていたらく。どっちがクールか分からない。
  • ところで、正月二日は『かくし芸大会』というのも国民的行事なのでしょうか?この親爺は連合軍が実家に泊りがけで出かけたのをいいことに、『ミスターマリックのネタバラシ』を見ておりました。黒い水玉模様の一つが穴だったり、手首をいくらきつく縛ってもたいらにすれば抜けてしまう『脱出』のネタバラシ、コインやトランプのネタバラシもありましたね。特に『スプーンひねり』が良かった。マリック氏の呼吸と角度の指導で一番かよわそうな女性タレントがアメのようにスプーンを捻っておりましたね。
  • ネタバラシといえばもう一つ、怪奇物テレビでは常連の理智派代表の早稲田大学教授大槻先生も以前に、『気功』にかからないのを実証しましたね。気功師が再三誘導しようとしても、教授は信念の固いサイエンティストだから、全然動じません。準備運動と称して何時間も運動させて疲れさせておいて、イスに深く腰掛けさせれば、両足そろえて一気に立ち上がることは、できないのが普通なんですが、それを利用して気功師は、そらもう動けないとか、次は体が揺れてくるとか暗示に誘導していくわけです。それで体が揺れてくれば、その方向に手を動かして、あたかも後ろで操っているみたいに見せたいわけです。しかし気功師が何を勘違いしたか、立っている教授を一生懸命座らせようとしたので、教授は頑張って突っ立っていたのですね。何度やってもダメだったので、おかげでそれまでは半信半疑だった小生もその時から、『気功』はやはり暗示の一種なんだと確信できました。
  • 人を操るのではなく、自己の肉体を鍛錬して、それを元手に命がけの荒業を見せるテッコンドーの武術ショーが韓国ではあって、観光客がディナーを食べながら鑑賞するのだそうです。これは気鋭の朝鮮ウォッチャー・jongilさんの愛情あふれるチャリョク・ショーの紹介HPが必見です。(目から鱗、小生のリンク集から行けます。)かなりの力やスピードが必要だし、苦しくて痛いみたいだし、やっている人は大変です。
  • 最後に、今日読み耽ってしまったHPは、上祐史浩オフィシャル・ウェブサイト。アレフに改名してからはどんなかな?と覗いてみたら、宗教教団・アレフの紹介部分は毒気がなくてつまらないけど、サリン事件に関してもかなりのページ数を割いていて、江川紹子や立花隆を引用しながら元教祖の事件に至る動機を解明している。彼みたいなクールな頭脳には、折角儲かるところまで発展したのに、キリストと自分を重ね合わせて破滅への道を突き進んだ元教祖の心理は、最終的には、「解せない」の一語に尽きるようだ。あるいは「とんでもない、誇大妄想め!」と、陰で歯ギシリしているのかな。
ところで、JOYのコンピュータ関係のコンテンツに「福澤浩次」はHot!として載っている。どうしてCoolでなくてHotなんでしょう?折角今年はクールに行こうと今きめたのに。「ばか」といわれているみたいで気に入らないので、例によってYahoo検索してみたら、つれづれなるままに想いを寄せてというサイトの99-8-31の項に上手に解説されていて、又目から鱗でした。
*この日の日記はいろいろ記憶違いがあったので、一部書き直しました.(1月5日)

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